当社は昭和7年に創業し、特殊鋳鋼品メーカーとして今日まで業容の拡大に努めてまいりました。昭和59年7月、大平洋金属株式会社より分離独立し、鋳鋼品専業メーカー「大平洋特殊鋳造株式会社」として社名も新たにスタートしました。
当社の特殊鋳鋼品は、3種類の造型法を駆使しグラム単位から6トンクラスの重量まで多岐にわたります。また、今日まで培った経験と技術により、500種類を超える鋼種の製品製造に対応できる生産体制を保持しております。スーパー二相ステンレス鋼、ニッケル基合金、アネリ(ANERI:Advanced Nuclear Equipment Research Institute)材等の高機能材質から、耐熱・耐摩耗材料、マンガン鋼、普通鋳鋼にいたるまで数々の実績を有し、これらの蓄積された技術を活かしてお客様のニーズに合わせた新材質・新商品の開発にもお応えしております。
更に、当社は鋳鋼品のみならず、国内唯一の電子ビームによる穴あけ加工(EBP)及び埋設給水配管用継手類の製造・販売を展開し事業の多角化を図っております。電子ビーム穴あけ加工は、グラスウール製造設備部品、半導体関連製造設備部品及び食品関連製造設備の各種フィルターなど、幅広い分野にて高い評価を得ております。また、埋設給水配管用継手類は、東京都を含む数多くの自治体と台湾で販売を行っており、優れた技術力で安全・安心な水環境の創造に貢献しております。
当社は、今後も蓄積いたしました経験と技術を活かし、グローバルな拡がりを見せる市場と、多様化する社会のニーズを的確にとらえ、信頼できる企業として着実な成長を図ってまいります。何卒、皆さま方のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。