電力関係をはじめとする社会インフラに関わる部品を製造しているため、安定性のある会社だと感じたことが第一の理由です。電気をつくる、ゴミを燃やすといった施設は、人が生活する上でなくてはならないものですから。普段は目にすることがなくても、世の中の基盤をしっかりと守る製品をつくっているのは当社の誇り。知れば知るほど、社会に大きく貢献していることを実感できる会社です。
先輩たちは、どんな職場でどんな仕事をしているのでしょう。
そして、それぞれの立場で実感しているやりがいとは?
エンジニアマインドをくすぐる醍醐味や、
課題解決に至ったときの達成感など、日々感じている仕事のあれこれ、聞いてみました。
営業課に所属していますが、メインの仕事は、製品をどのような手順でつくり、どのような検査をするか、などを記した製作検査要領書を作成することです。そのほか、各営業職を技術面の知識でフォロー。研究系の部署で得られた学びや経験も生きています。やりがいを感じるのは、提出した書類が修正なしで受領されたとき。トラブルがあっても、お客様や各部門と調整しながら問題を解決していくプロセスに面白みを感じます。
一口に言うと「技術の伝承」です。私の仕事は少し特殊なうえ、徐々に複雑化しているように感じます。それは業務自体を個人に依るものとしてしまうため非合理的。つまり確実な継承にはつながりません。自分の仕事をできるだけスムーズに次世代へと引き継ぐためにも、仕事を簡略化し、複数人で共有できるような形に整えていくことが必要です。資料やデータだけでは読み解けない部分も含めて、より合理的な仕事ができるよう今後も努めていきたいですね。
会社見学のとき、ドロドロになった鋼が砂型に流し込まれる「鋳込み作業」を目の当たりにしたのがきっかけ。タイミング良くそのシーンに出会えたのはラッキーでした。迫力の光景に「すごい!」と感動し、鋳造という仕事に興味を持ったのが入社の理由です。以前から工場の作業を見るのが好きだったので、たとえ鋳込みに直接携わることがなくても、それを間近で見られる環境で働くのは魅力的だと思いました。
鋳鋼品をつくるために必要な砂型を製作しています。そのなかで、製品に空洞をつくる「中子」と呼ばれる砂型製作を担当。ものによっては目視できない部分まで砂を詰めなくてはならないため、感覚に頼るところもあり、経験がものを言う仕事だと実感します。かつては複雑な形状の中子を製作する際、思い通りに造型できず悩んだことも。でも試行錯誤しながらチャレンジすることで納得できる中子に仕上がったとき、大きなやりがいを感じました。
今はまだ任せてもらえないより複雑な中子の製作が今後の目標。そのために必要なのは、失敗しても諦めずにチャレンジする姿勢です。当社の魅力は、希望すれば様々な経験をさせてくれること。時間が空くと、先輩に「これを教えてください」「この中子を取ってもいいですか」と意欲的に働きかけ、成長につなげられるよう努めています。目指すは中子班初の女性班長。そのためにも、より高い目標への挑戦を継続していきたいですね。
生まれ育った上越に愛着があるので、関東圏の大学に入学した当初からUターン就職を希望していました。また、子どものころからものづくりが大好き。当社には国内でも珍しい穴あけ加工機があるため、その貴重な装置に携わる技術者を目指したいと思ったのが入社のきっかけです。社員のことを第一に考える思想と、それを実現する体制、さらに安全最優先をスローガンに働きやすい環境づくりに取り組む姿勢も、当社の魅力だと思いました。
主な仕事は鋳鋼品の寸法検査です。測定値が基準内であるかの確認はもとより、表面欠陥の有無、硬さや重量の測定・記録も業務の一つ。その結果をもとに合否を判定し、合格品の成績書を提出するまでが一連の流れです。品質保証部は、言わば製造業の最後の砦。当社の信頼に関わるため責任重大ですが、その分、大きな達成感や充実感を得られます。同部署に異動してまだ間もないため、できなかったことを一つずつクリアできる今こそが、最も成長を感じる時期なのかもしれません。
仕事の幅を広げるためにも、資格取得には積極的にチャレンジしたいと考えています。そして常に技術や技能の向上に励み、「この分野では丸岡が第一人者」と言われるような頼れる人材になりたいですね。また一方で、お客様と検査仕様をすり合わせることも今後の業務に含まれ、ゆくゆくは材料試験などに携わる可能性も。そのためにも、受注前から最終検査まで幅広く関わる「第二の営業」的な動きができるよう努めたいと思っています。
当社で働いている父に紹介されたのが最大の理由です。私に続き弟も入社。決め手はやはり、身内が勧める会社であるという信頼感でした。また、終業が16時半なので、他社より早く帰宅できるのも利点です。当社の良いところは上司とも気軽に話すことのできる和やかな雰囲気。仕事上、経営者や管理職と話す機会が多いのですが、仕事のことだけでなくプライベートな相談にものってくれるのでありがたいと思っています。
入社前は経理といえば金庫番のイメージでしたが、私の仕事は入出金の管理より、経営会議の資料や月次決算書の作成、法人税の計算などが中心。現在の損益を解析し、対策を立てるのが主な役割です。経営者以外にも銀行や会計士、税理士などの外部に決算報告をするため、営業や製造の情報など広い知識が必要です。まだ勉強不足ではありますが、少しずつ学びが身につき、自分の成長を感じることがやりがいにもなっています。
経営者が様々な判断を行うための資料を作成しているので、今後はより明確でシンプルな仕上がりを目指します。そのために必要なのはやはり多様な知識。疑問点は速やかに調べて解消し、さらに当社の鋳鋼品が完成に至るまでの「営業職しか知り得ないこと」「製造だからこそ分かる大切なこと」などにも理解を広げ、全容をしっかりと把握したいですね。そして、それを経営陣に分かりやすく伝える術を磨きたいと思っています。